【RPGツクールMV】「The Last Wizard」 Version 1.3.0 の裏話

The Last Wizard

 昨晩、「RPGツクールMV」製の拙作ゲーム第1弾「The Last Wizard」のバージョン1.3.0をリリースしました。

ゲーム配布ページ
The Last WizardTelmina Project

 私のゲームにどれだけの需要があるのかはわかりませんし、私のリアルな知り合いを含め、大半の方にとっては、私のゲームなど心底どうでもいいかもしれませんが、今回はあえて私のゲームについての話をします。わかる方だけ、以降を読み進めてください。


はじめに

 今回のバージョンにおける変更点は、次の通りです。

2017/01/29 Ver. 1.3.0
クエスト「電脳空間から脱出せよ」追加 1)最終決戦開始可能な状態で、特定地点で受注可能です。
戦士系を中心に、武器および防具を追加
今回追加した戦士系の武器に特殊スキル「必殺技」を追加。戦士たちはMPを消費して必殺技を使用できる。
最終決戦で使用するアイテムを含む一部アイテムについて、使用時にMPを消費するよう修正
最終決戦で使用するアイテムを含む一部アイテムについて、「大事なもの」から「通常アイテム」への振り替え
一部の攻撃用のアイテムについて、使用効果見直し
MPを消費するアイテムおよび必殺技の設定に伴い、戦士系のアクターに対しても、MP回復特技「瞑想」を追加
魔術師系および僧侶系の特技「魔力拡散」追加
諸般の事情により、敵キャラクターの画像のうち、特定条件を満たすものを別の画像に差し替え
一部敵キャラクターの名称変更
主人公専用特技「精霊解放」 2)Ver. 1.1.0 追加クエスト「魔石を捜し当てよ」で習得する。 が正常に動作しない不具合の修正
その他、細かな不具合の修正。

 もちろん今回最大の変更点は追加クエストですが、それに付随して、あるいはそのテストをしていたときに気づいた点への対応として、アイテム周りの修正、戦士系キャラのMP活用とMP消費スキル追加、魔術師系キャラへのさらなるスキル追加、敵キャラクターのグラフィック(および名称)差し替え…と、修正すべき点がどんどん増えてゆきました。

 余談ですが、今回から、ゲーム内にも最新版の更新情報を明記するようにいたしました。

「The Last Wizard」更新情報(Ver. 1.3.0)(その1) 「The Last Wizard」更新情報(Ver. 1.3.0)(その2)

クエスト「電脳空間から脱出せよ」追加

追加クエスト「電脳空間から脱出せよ」

 今回の更新のメインとなる追加クエストについてですが、以前にも何度か申し上げておりますように、フリーゲーム「ソシアルワールズ」(TMLevolution様制作)に本作主人公ケイ・マカニトマスターを参加させていただいたことを受けて、主人公ケイがソシアルワールズの世界に召喚されている間に、元の世界のメンバーに起こった出来事を描いたものです。

 先日書いた記事の丸写しになりますが…

 商会のワークステーションの性能試験の一環としてゲームをプレイしようとしたケイがゲームの中の世界に召喚されてしまい、残されたメンバーがワークステーションを調査したところ、外部からハッキングされていることが判明。さらに調査を続けようとしたケイの仲間たちは、ケイが召喚された世界とは全く異なる、ワークステーションを乗っ取った謎のハッカーが作り上げた電脳世界に閉じ込められる…という流れです。

 追加クエストの開発中の画面を、少しだけご覧に入れたいと思います。

The Last Wizard ・追加クエスト(その1) The Last Wizard ・追加クエスト(その2) The Last Wizard ・追加クエスト(その3)
The Last Wizard ・追加クエスト(その4) The Last Wizard ・追加クエスト(その5) The Last Wizard ・追加クエスト(その6)

参考記事
Roadmap Of My 3rd Game And Remaking Of My 1st Game (3)

 実はここで、せっかくクエストを追加するのだから、今後「The Last Wizard Ver. 2 完全版(仮称)」に向けて色々実験をしてみたいと思い、色々と新要素を盛り込んでみたのですが、おかげでやらなければならないことが想定外に増えてしまいました(ぉぃ)。

ソシアルワールズ」に準じたガチャシステムの導入
RPGツクールMV公式のガチャプラグインを活用しました。
ソシアルワールズ」では、さらにプラグインに手を入れてあるようですが、「The Last Wizard」では無改造で使っています。また、ガチャの設定そのものも、こちらはソシアルワールズよりも単純なものになっているはずです。
さらに言うならば、今回の追加クエストの外では一切ガチャ要素をつけるつもりはありません。
ガチャでしか手に入らない強力な武器や防具の設定
せっかくガチャプラグインを使用するのだからと、欲張って戦士系用の強力な武器や防具を追加設定しました(詳細は後述)。しかしおかげで、追加クエストの難易度バランス調整にえらく苦労しましたが…。
訪れるたびにマップが変わるダンジョンを採用
サンシロ様の「マップジェネレーター」プラグインを導入し、追加クエストのダンジョンには、訪れるたびにマップが変わる仕組みを採用することにしました。
追加クエストのダンジョンが「電脳空間」という設定でありますので、「不安定である」ことを演出したく、行き着いたのがそのプラグインでした。
参考記事
【備忘録】「RPGツクールMV」におけるゲーム制作のお役立ちサイト一覧(私家版)(その16)

 あと、ボツ案で、「小ボス戦の直後でパーティメンバーの過去の忌まわしき記憶が走馬燈のように思い出される」という演出をつけようかとも思っていました。しかし、私の悪い癖ですぐに長ったらしい演出になることがわかりきっていた上に 3)オープニング・イベントだってとんでもなく長ったらしくなってしまったからね… 、そのときのパーティメンバーの数とエリアの数が合わないという根本的な問題点もあり、結局ボツにしました。

 もし、「ソシアルワールズ」で、メインキャラにケイを選んだり、仲間の勇者のガチャでケイを引き当てたりしたのであれば、彼の仲間も彼とは別のところで戦いを繰り広げているということにも思いをはせていただければ、幸いです。

ゲーム配布ページ
ソシアルワールズふりーむ 4)私も通しでプレイをいたしましたが、そのあとバージョンが上がって参加する勇者が増えましたので、動画撮影のやり直しもかねてもう一度プレイしてみようかなと思っているところです

戦士系を中心に、武器および防具を追加

 今回、せっかくガチャプラグインを導入するのだからということで、ガチャでしか入手できない強力な武器や防具をいくつか追加してみました。

 特に今回は戦士系の武器や防具を中心に増やしています。戦士系の武器には、通常攻撃こそそこそこの威力ですが、それとは別に、MPを消費することによって発動する「必殺技」を武器ごとに実装しています。これによって、強力な属性攻撃や、属性攻撃の効かない相手に対しても「無属性」攻撃を繰り出すことが出来るようになりました。戦士系の追加防具では、魔法をある程度の確立で反射する機能があります。

 追加クエストでは、これらを入手できるか否かで、難易度がずいぶんと違ってきます。是非とも、追加武器を探してみてください。

 なお、追加クエスト終了後も追加ダンジョンに行くことは可能ですので、クエスト中に取り逃した方も是非とも見つけ出してみてください。

最終決戦で使用するアイテムを含む一部アイテムについて、使用時にMPを消費するよう修正

 特定アイテムを(特に戦士系のキャラが)戦闘中に使うと、強力な特定属性攻撃を繰り出すことが出来ます。しかし、これまではそのアイテムを使用することによるペナルティは一切なく、使い放題の状態になっていました。

 実は私自身も以前からその問題については気づいていたものの、その当時は対処するすべがなく、放置していました。

 今回、追加クエスト実装とともに、一部の強力なアイテムで使用時にMPを消費するように修正しました。また、さらに一部のアイテムについては、ダメージ計算式も一部修正しました。一応、ほぼ弱体化になっているのですが、計算式の関係で必ずしも完全に弱体化しているとも言い切れなかったりしますが。

 なお、当該アイテムのうち、「大事なもの」に分類されていたものにつきましては、「通常アイテム」に振り替えています。これは、アイテム使用時にMPを消費するようにしたことで、戦闘時にそれらのアイテムを「大事なもの」で選択することが出来なくなってしまったことによる、やむを得ない措置です。なお、この措置により、たまたまID(管理番号)が当該アイテムと同じである、無関係な武器や防具にも、消費MPの表示がなされるようになってしまいましたが、こちらについては現状では対応が無理ですので、そのまま放置しています。

特技追加

 今回、戦士系、魔術師・僧侶系ともに、「特技」を追加しています。

 先述の通り、戦士系の特定の武器に「必殺技」を追加したことや、一部アイテムでMPを要求するようになったことに伴い、戦士系のキャラにも、魔術師・僧侶系と同様の、MP自己回復のスキルが必要になりました。そこで、戦士系でも、特技「瞑想」(MP完全回復)を使用できるようにしました。もちろん、TP(タクティカル・ポイント)が満タンの時でないと使用できません。

 これだけでは魔術師・僧侶系にとって不利であるのと、「瞑想」とは異なる形でパーティメンバーのMPを回復する手段があるべきだと認識したという点があり、魔術師・僧侶系については、特技「魔力拡散」を追加しました。これは3~5ターンの間、パーティメンバー全員のMPを、1ターンにつき20%ずつ回復するという、なかなか強力なものです。魔術師系にも似たような魔法を用意していますが、これより効果は低いです。

一部敵キャラクターの画像の差し替えと名称変更

 実は今回、諸般の事情により、敵キャラクターの画像のうち、特定条件を満たすものを別の画像に差し替えています。

 具体的には次の2つの理由によります。

  1. 一部グラフィックの作者様とTwitterで相互ブロックになっているので、いつまでも使用継続するのがはばかれる
  2. 今回の追加クエストでガチャシステムを導入したことで、特定サイトで公開されている画像を使用できなくなった

 1番目の件について、本作で使用させていただいたゲームで採用させていただいた敵キャラグラフィックのうちの何枚かの作者様と、Twitterで相互ブロックになってしまいました。なぜブロックされたのかについてはわかりませんが、そのような対応をされてしまった以上、こちらとしてもそれなりの対応はしなければなりません。

 しかし、その方が作成された画像の一部を本作で使用していたことに、後ほど気づきました。

 以前から差し替えしようと思っていたものの、なかなか適当な画像を見つけることが出来ませんでした。しかし、今回追加ダンジョンを設定するときに、そこに登場する敵キャラクターも新規に設定することとなり、そこで採用させていただいた敵グラフィックの大半が公開されているサイトで代替画像を見つけることが出来たことから、今回思い切って差し替えることにしました。

 しかし、問題はそれで解決ではありませんでした。

 たまたま別の画像公開サイトをチェックしていたときに、利用規約に、ガチャシステムのあるゲームで使用してはならない旨の記述がありました。そのサイトで公開されている画像も高クォリティであり、すでに本作でも一部使用させていただいていたのですが、今回のクエスト追加で泣く泣く使用継続を断念することとなりました。やはり、代替画像は今回新たに利用させていただくこととなったサイトの画像です。

 なお、画像差し替えのついでに、(ゲーム本編のシナリオとは全く関係ないとは言え)どうしても配置したい敵キャラクターがいたため、1種類だけ、画像とともに名称を差し替えました。具体的には、「自由騎士」を「セントール」に差し替えています。元々、大河西側の森林地帯をセントールの居住区域にするという設定だったのですが、製作当初、なかなかセントールの画像が見つからず、泣く泣く「自由騎士」でお茶を濁していたのでした。

最後に

 内容の割にずいぶんと作業量の多い更新となってしまいました。

 しかし、このバージョンでは、繰り返しになりますが、今後制作予定の「The Last Wizard Ver. 2 完全版(仮称)」に向けた実験要素も含んでいます。是非とも多くの方に体験していただければと思います。

ゲーム配布ページ
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References   [ + ]

1.最終決戦開始可能な状態で、特定地点で受注可能です。
2.Ver. 1.1.0 追加クエスト「魔石を捜し当てよ」で習得する。
3.オープニング・イベントだってとんでもなく長ったらしくなってしまったからね…
4.私も通しでプレイをいたしましたが、そのあとバージョンが上がって参加する勇者が増えましたので、動画撮影のやり直しもかねてもう一度プレイしてみようかなと思っているところです
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