なぜ選挙で棄権や白票投票、支持政党なし表明を絶対にしてはならないのか

 参議院議員選挙まであと1週間です。

 選挙戦もいよいよ大詰め。今日は最後の日曜日ということもあり、各候補者のアピールにも一層の力が入るものと思われます。

 しかし、日本の有権者の選挙への関心は、毎回低迷しています。

 このままでは与党勢力に、憲法「改正」発議に必要な2/3の議席をとられてしまい、いよいよ日本の民主主義に名実ともに終止符が打たれてしまいます。

 これを阻止するためには、なんとしてでも野党等の非改憲勢力が、1/3を上回る議席を死守する必要があるのです。そしてそのためには、すべての有権者が棄権せずに投票所に足を運び、非改憲勢力に投票する必要があるのです。

マスコミやネットメディア発表の政党支持率にだまされるな

 マスコミや一部のネットメディアでは、与党支持率が3割~4割などと言われていますが、この数字を疑ったことのある方は多いのではないでしょうか?

 発表するところによって数字の根拠は様々でしょうが、そもそもいわゆる世論調査なんてそのやり方からしてでたらめです。

 いわゆる支持政党に関する世論調査を受けたことがあるという方、どれぐらいいらっしゃるのでしょうかね?

 なお、私はもう40歳を過ぎていますが、人生でその手の世論調査を受けた記憶は電話での一度だけしかなく、しかもその電話も明らかに機械による自動音声のモノで、設問も回答できるような代物ではなかったように記憶しています。これでは回答しやすい自民党を答えてしまう人が多くなるのも当然です。

 実際の数字は私も存じ上げていませんが、与党支持者は組織票と実際に与党政策を支持している人を合わせても、多めに見積もっても3割も行っていないのではないかと思われます。ただし、組織票を構成する人々はまず棄権などしないでしょうから、少なくともそれぐらいの票はコンスタントに獲得できていると考えなければなりません 1)もっとも、与党政党の一つである公明党で、支持母体である創価学会会員の中からも不支持の声が上がっているようであり、不安定要素もぬぐえなくなっているが

 問題は野党などの非与党勢力でして、与党勢力やそれに追随するマスコミなどのネガティヴ・キャンペーンの効果もあり、強固な支持基盤を持つ日本共産党以外の支持率はどこも伸び悩んでいるように見受けられます。特に民進党は、前身である民主党の時(特に菅政権の後期や野田政権)の失策から、支持できないと考える人が多くなっています。

 しかも、つい最近までは(そして現在も一部選挙区においては)各党が乱立して候補者を擁立していたために、「与党不支持」の票がまとまらず、以前からまとまりを見せている与党に対して勝ち目がありませんでした。

 最近になり、ようやく「野党共闘」が叫ばれるようになり、今回の参議院議員選挙では「1人区」と呼ばれる32カ所の定数1の選挙区で、野党による統一候補の擁立が実現しました。まずは統一候補の選挙戦に対する有権者の反応が可視化され、投票日当日までにそれを拡散していってもらいたいと思いますね。

なぜ、投票率が低いままではいけないのか

 しかし、日本の選挙の投票率はよくても6割を超えるようなことはほとんどありません。概ね4割もの有権者が棄権しているという有様です。

 しかも、棄権の理由が「面倒くさい」だったり「誰に入れても変わらない」だったりします。こんな回答をした人は、義務教育期間中に何を勉強してきたのかと言いたくなりますが、まずこういった人たちに、「面倒くさいから投票しない」「誰に入れても政治なんて変わらない」ということがいかに間違っているかということを認識させなければなりません。

政党支持率のイメージ図

政党支持率のイメージ図
(あくまでイメージであり実際の支持率とは異なります)

 選挙を棄権している人も、必ずしも今の政治に満足しているような人ばかりではないはずです。これらの人が「与党不支持」をきちんと表明すれば、与党勢力を弱体化させることは十分可能なのです。

 しかし、「支持できる野党がない」という理由で棄権してしまっている人、多いのではないでしょうか?

 選挙というものは人気投票ではありません。自らの生活を守るための手段なのです。特に今回の選挙で与党に大勝させてしまうと、人権が奪われたり一部の富裕層を優遇するツケを庶民に背負わされたり、米帝の手下として戦争に参加させられて罪のない人々と殺し合いをさせられたりといった、国民にとって確実にマイナスになる悪政が待っているということは、もはや火を見るよりも明らかです。

 そのため、特に今回は、「支持したい候補者に投票する」のではなく「絶対に支持できない勢力を弱体化させることのできる候補者に投票する」ことを心がけましょう。

 チャートでグレーや白になっている棄権や白票投票を、明示的に与党不支持を表明する青い「野党投票」に転化させることができれば、確実に政治は変わります。

なぜ、白票ではいけないのか

 ネット上ではたまに「白票投票も政治家に対する意思表示になる」などという言説が流布されています。

 しかし、これは大嘘ですので絶対に信じてはいけません。

 どんな理由をつけようとも白票は白票、無効票は無効票です。ましてや、白票や無効票が政党不支持の意思表示だということが政党によって認識されているならば、2013年に第二次安倍内閣が発足して以来、与党勢力が国民に対して何一ついいことをしてこなかったという現実を説明できなくなります。安倍内閣の実際の支持率はマスコミ発表の半分もあればいいところでしょうからね。

 「与党不支持」を表明したいのであれば、白票ではなく、非与党勢力に一票を投じましょう。特に今回、32カ所ある「1人区」の選挙区では、野党統一候補が擁立されていますので、1人区にお住まいの与党不支持の方はすべからく野党統一候補に投票すればよいのです。簡単でしょう?

なぜ「支持政党なし」を表明してはならないのか

 このところ、日本の選挙制度を悪用する政治団体の存在が確認されています。

 今回、「支持政党なし」という名前の政党から立候補者が出ています。東京選挙区からは4名立候補しているようです。

 この政党、政策一切なしを標榜していますが、実は与党補完勢力という話もあるようです。あえて私のほうからはこれ以上この政党には触れませんが、調べればいろいろ出てきます。

 本当に支持政党がない方も、この「支持政党なし」党には絶対に投票してはいけません。同じ一票ならば、野党候補に入れましょう。

 すでにネット上ではこの政党のうさんくささは取りざたされていますので、ネット住民でこれにだまされる人はいないと思いますが、インターネットに触れない層はうっかり入れてしまうかもしれません。ご家族やご近所の方にも、この党を支持しないよう、注意喚起しておくことを強くおすすめします。

その他、今回の参議院議員選挙における注意点

 「支持政党なし」党の扱いのほか、今回特に注意しなければならない点についてもう一つ。

 これまで「民主党」を支持してきた方、特に現在「民進党」を支持している方は、比例区の投票の時に間違えて「民主党」と書くことが絶対にないように気をつけましょう。

 今回、「民主党」と記入すると「自由民主党」、つまり自民党の得票としてカウントされてしまう恐れがあります。

 しかし、間違えないように気をつけよう気をつけようと思っていても、うっかり間違えてしまうのが人間というものです。

 そこで、特に民進党支持者の方には、

比例区の投票でも特定の候補者の名前を記入する

ことを強く推奨します。これを心がければ、「民主党と書かないようにしようと考えるあまり、うっかり民主党と書いてしまった」などというミスもなくなります。もちろん事前に候補者の選定はお忘れなく。

投票するときは油性ペン持参で

 このところ、必ずと言っていいほど、選挙の時に「不正選挙」が叫ばれます。

 これについては、そもそも不正選挙なんてないという人もいますし、またあっても限定的なものだという人もいますが、「ある」と言われている以上は「ある」前提で行動した方がよいと思います。

 だからといって、「不正選挙でどうせ改ざんされるから俺は投票に行かない」とほざく大馬鹿者に賛同するのは愚の骨頂です。不正選挙がありながらも、3年前の参院選では山本太郎が当選し、彼は実際に国民目線での政治活動をしてきました。今回も、山本太郎に続く、本当の意味での国民の代表を、国会に送り出さなければなりません。

 不正選挙の手口について、私は全貌を把握していません。たぶん全貌は私程度の頭ではとうてい理解できないような仕組みなのでしょう。

 しかし、投票所に備え付けの鉛筆にその鍵があるということは、以前から指摘されています。鉛筆はあるのに消しゴムはない。

 そのため、鉛筆ではない筆記具の持参を推奨する人がいます。

 以前は私も黒ボールペン持参で投票していました。しかし、油性ボールペンを薦めてきた方がいらっしゃいますので、今回からは私もそれに倣いたいと思います。油性だと落としにくいですしね。水性だとよくないようです。

 なお、私は「ゼブラ 油性マーカー マッキー極細 黒」を薦められましたので、昨日自分もヨドバシAkibaで購入してきました。

 「不正選挙なんてないよ」と鼻で笑う暇があるなら、不正選挙対策をしましょう。

最後に

 第二次安倍内閣発足以降、国民にとっては害悪でしかない政策が、どんどん進められて行きました。

 アベノミクスによる貧富格差拡大政策、消費税増税と福祉切り捨て、大多数の国民の反対を押し切っての安保法制定とそれによる軍備強化、国民総背番号制「マイナンバー」施行等々…。ぱっと思い浮かぶだけでもこれだけの悪政があります。

 そして今後は、憲法改悪とそれに伴う基本的人権の制限、自衛隊の軍隊化とそれに伴う隊員使い捨てと徴兵制復活、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)による国家の切り売り等々がおこなわれて行きます。

 これらは日本の国体を破壊する危険なものです。これら、特にTPPについては、これまで自民党を支持してきた保守思想の方々こそ、もっと怒るべきだと思います。

 野党は嫌いだという人はいるかもしれない。野党の政策は気に入らないという人もいるかもしれない。しかし、今回は、国体破壊という最悪の事態を避けるために、意には反するかもしれないけど野党支持に回るべきと思います。

 日本人の善意を、選挙で示しましょう!

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1.もっとも、与党政党の一つである公明党で、支持母体である創価学会会員の中からも不支持の声が上がっているようであり、不安定要素もぬぐえなくなっているが
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