【Twitter】昨今のデモに関連する発言を読んで思うこと

 昨今、現行の安倍政権による政策に反対するデモが、日本全国で起きています。

 原発事故以降活発化した脱原発ゼロはもちろん、昨今では「平和安全法制」、いわゆる安保法案に反対するデモも活発化しています。もちろんそれらだけではなく、安倍政権によって推進された各種法案に反対するデモも起きています。

 去る2015年7月24日(金)には、安倍政権の政策に対し、総合的に反対する「安倍政権NO! ☆ 0724 首相官邸包囲」がおこなわれました。その場で、僭越ながら私も、国会正門前南庭エリアにて、スピーチをおこないました

 また、最近では、大学生中心の「SEALDs」に触発されたのか、あらゆる世代・立場の人が立ち上がっています。高年齢層による「OLDs」、中年層の「MIDDLEs」、そして幼いお子様を持つ母親たちによる「ママデモ」というものも登場しています。昨日は、東京・渋谷にて、高校生を中心とした「T-ns Sowl」による「制服デモ」も開催されました。

 さて、この手のデモが広がりを見せてくると、必ずと言っていいほど、デマや中傷も出てくるものです。

 「Twitter」上でも、「SEALDs」などはしょっちゅう、体制側や、SEALDsを快く思っていない者たちから執拗に攻撃されているようです。また、子連れのママがデモに参加したら子供が熱中症で死んだなどとデマを飛ばす者もいるようです。

 また、「デモなんてやっても何も変わらないからやるだけ無駄」という意見も、根強くあります。その理由はバラエティに富んでおり、「デモなんかしたって為政者はびくともしない」というものや、デモの主催者団体のバックにうさんくさい団体がいるなどというもの、さらに最近では、深刻な放射能汚染で本来であれば人が住めるレベルでない東京で子供を連れてデモをするのは馬鹿げているなどという主張も目にしています。

 しかし、それらに共通して言えることは、「やっても無駄だからあきらめろ」という意図が透けて見える上に、そこで話が止まってしまっているということです。


 実際に、デモによって政治が変わった例はいくつもあります。現在の安倍晋三首相の祖父・岸信介が首相だった時代にも、今回のような安保問題がありました。結局そのときは法案自体は通ってしまいましたが、それと引き替えに岸内閣は退陣、その後の政権は方針の転換を余儀なくされたと言われています。

 デモ主催者云々にしても、たとえば「SEALDs」については、裏に共産党系がバックについているという説や、米国の団体がバックについているなどという説もあります。真偽のほどは私にはわかりませんし調べる気もありませんが、もし仮にそれらのうちのどれかが事実だったとしても、「SEALDs」の影響で「T-ns Sowl」のような集まりができたのも事実であり、バックの組織云々を持ち出して全否定するのは、フェアではないと思います。

 また、最近たまに目にする、放射能汚染のひどい東京で子連れのママがデモに参加することを冷笑する件についても、不快感を禁じ得ません。

 国会議員の中にも、戦争に行きたくないからデモをするのは利己主義的でわがままだと言う者もいるようですが、それと同じ空気を感じます。それに、本当に戦争に反対することが利己主義なら、抗議行動があらゆる世代・立場に広がり、国民の多くが共感を寄せるなどということにはなっていません。特に、徴兵される可能性の低い中高年にとっては、利己主義一辺倒で動くならば、そもそもデモなんてしないでしょうしね。

 閑話休題。子連れのママにしても、東京が汚染地域であることはある程度わかっていると思います。にもかかわらず同じような境遇の人が集まってわざわざ東京でデモをするのは、利己主義を超越した考え方がママたちの間にあるからに他なりません。政府がおこなおうとしていることは、自分の子供「だけ」の問題ではない。今後日本に生まれてくる子供たちに重くのしかかってくる問題なのです。

 もしかしたら、自分自身や自分の子供は内部被曝で早世するかもしれない。しかし、東京だけが日本ではありません。汚染度が比較的低い北海道や西日本、それに海外に避難した人も多いでしょう。それに、北海道や西日本に移住した人々や、海外に移住した人の中でも日本国籍を有する人に対しても、東京の政府が決める法制は適用されてしまいます。そうならないためにも、国会前に直接足を運ぶことのできる東京のママたちが、声を上げなければならないわけです。

 そもそも、放射能汚染がひどいひどい言うだけで、だから西日本に逃げなさいなどとは決して言わない。そこに、少なくとも善意を感じることはできません。それどころか、「嗚呼、この人はデモや抗議行動が嫌いなんだな」とすら思えます。

 もし、デモや抗議行動の主張が自分の考えと相容れないのであれば、そのように言えばいいと思います。あるいは、「安保法制賛成」などのデモをおこなう人々もいますので、そちらに合流するのもよいでしょう。

 しかし、デモや抗議行動そのものを小馬鹿にするような言動を取るような人々は、もしかして政府に全権委任しちゃったのでしょうか? いくら選挙という(一応)民主的な手段で選ばれた代表だからと言って、彼らのおこなうことに盲目的に従わなければならないという道理はありませんし、国民がおかしいと感じたならば糺さなければなりません。

 どうしてもデモや抗議行動そのものに対する嫌悪感をぬぐえないようであれば、デモや抗議行動に参加する人のTwitterアカウントに対するフォローをやめればいいと思うのですけどね。そのほうが精神衛生上もよろしいかと。私も、政治的な話ではありませんが、関わり合いになりたくないイベントや団体に関与するアカウントに対し、軒並みフォローを解除したりブロックしたりしたことがありますので…。

関連発言 @ Twitter
中には、放射能汚染が手遅れな状況まで進んでいる東京でデモをしても無駄だという意見もある。 しかし、日本は東京だけではないし、自分たちだけでなく日本国民全体のことを考えると、やはりいまだに日本の首都である東京で声を上げる必要はある。

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