セキュアな電子メールシステムを待望したいのだが…

 昨日、Twitterのタイムラインに、こんな発言が流れてきました。

参考発言
Twitter / Kamikaze_Kamui: Gmailを使っていなくても、グーグルはあなたのメールを見て …Twitter

 これそのものはあまり驚きではない 1)たいした問題ではないという意味ではなく、周知の事実だろうという意味で のですが、裏を返せば、通信の秘密をある程度確保されるセキュアな電子メールシステムが、いまだに確立されていないという現実があるということです。

 電子メールはインターネットの初期の頃から存在しています。このあたりの技術も色々進歩してはいるのですが、電子メールに書いた情報が平文のままの状態で通信経路を通り過ぎてゆくということや、通信がバケツリレー式で多数の第三者のサーバを経由するということは、当初から変わっていません。

 一応、電子メール情報を暗号化する技術もあるにはあるのですが、標準化されているとは言い難く、しかもその技術が特定の企業に握られているために、無料で手軽に使うわけにも行きません。

 私は、Twitterを使うようになった7年前からは、少なくとも対個人のやりとりにおいては、電子メールをあまり使わなくなりました。特に近年は、かなり親しい人に対しても自分の電子メールアドレスを教えていません。下手に教えるとどこに流出してスパムメールの餌食になるのかわかったものではないという別の問題もありますし。

 現在は、TwitterやLINE等を用いて友人や家族等とやりとりする人も多いのではなかろうかと思われます。自分も、対個人の1対1のやりとりにおいては、ほとんどTwitterのダイレクトメッセージにシフトしています。もっとも、TwitterやLINEを使っても、それらのサービスの運営者は通信内容を見ることは可能であり、完全に自分と相手だけの秘密のやりとりとはならないわけですが…。

 そのため、私の場合、可能な場合は、郵送やFAXという古典的な手段を用いて通信することがあります。これだけ電子メールが普及した現代においてもいまだにFAX機能付きの複合機が販売されていることについては、電子メールに対する不信という側面もあるのではなかろうかと思われます。

 相手の住所もFAX番号もわからない場合、最低限の情報だけはネットを用いて、秘匿性の高い情報や大容量のデータについては、ネットを介さずにUSBメモリやDVD-Rなどと言った物理的なメディアを用いることがあります。多少時間がかかっても、そちらの方が安全で確実です。

 WWWであれば、随分前からSSLという技術が確立され、クレジットカード番号等の情報を暗号化による安全な(ことになっている)方法でサーバに送信することができます 2)ただし、SSLは手軽に利用できるものではありません。レンタルサーバでSSLを適用できるところもありますが、使用料は安いとは言えません… 。それと同じようなことは電子メールでもできそうな気がするのですが、現実には、パソコンでも携帯電話でもその他のモバイル機器でも、メールといえば昔ながらの平文電子メールとなっています。

 自分が、Twitterを使い出した7年前から、電子メールの多用を段階的に控えているのには、そのような事情があります。そして、残念ながら、今後もセキュアな「電子メール」のシステムが標準技術として確立されることはないでしょうから、今後も電話や郵送、FAXといった古典的な方法での通信手段を使い続けると思われます。そして、自分に限らず、通信内容を第三者に見られたくない企業や個人がいる限り、それらの古典的な通信手段がなくなることはないものと思われます。

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1.たいした問題ではないという意味ではなく、周知の事実だろうという意味で
2.ただし、SSLは手軽に利用できるものではありません。レンタルサーバでSSLを適用できるところもありますが、使用料は安いとは言えません…
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